コクリ!キャンプ2018@建長寺
コクリ!キャンプ2018@建長寺に参加させていただき、濃密な学びの場を体験させてもらえた。
上野駅から東海道線に乗り、いざ鎌倉へ。数ヶ月前、事前にコクリ!キャンプの発起人の三田愛さんがわざわざ面談をしてくださり、その時にいただいたコクリ!が大切にしていることがまとめられた「たねびブック」を事前に読み込む。
北鎌倉駅で下車し、駅でばったり会った、以前ナオライのKAGURAに参加してくださったコクリ!参加者の赤井友美さんとなぜコクリへ?という話をしながら会場の鎌倉・建長寺へ。
いよいよコクリ!キャンプ2018 スタート。建長寺の境内に全国からコクリメンバーが集結。司会は発起人の三田愛さんとティール組織を提唱する嘉村賢州さん。
はじめてのコクリ!キャンプ参加だったけど、出てくるお弁当、コクリ!ロゴ入りのお水、おいしい差し入れ、グループになるメンバーとのフィット感、パンフレットの火起こし手帖、ステッカーなどなど運営チームの参加者と場の空気を想像し尽くしている配慮の深さに何度も唸らされた。
会場の様子。
第一部を終え、第二部は三つの分科会に別れてワーク。自分は今回のコクリ!キャンプのきっかけをいただいた進化思考を提唱するNOSIGNER 太刀川英輔さんの進化思考ワークへ。
太刀川さんが何年もかかって紡ぎ出した進化をするための叡智を#進化思考 というシートにまとめてくださっていて、文章では表現しきれない深い学びがあった。
進化思考では「酒蔵」をテーマに考えてみた。人が酒に込めた願いは何なのか?と考えたら「酩酊(めいてい)」という言葉が酒がこの世に誕生してきた意味の一つとしてあることがわかった。人間は自分以外の存在になりたいという潜在願望を昔から持っていて、その願望を満たすために存在することが酒の存在理由の一つなのかもしれないという気づきがあった。
そして太刀川さんの進化思考ワークの中に三田愛さんの「7世代後の未来を想像する対話」この組み合わせがすごかった。
「7世代後の未来を想像する対話」では円の外に座った人が未来の末裔、内に座った人が現在の人で現在の人は今何を思っているのかを対話するというもの、ワークを通じて7世代前の先祖が自分の世代に向けていた愛のようなものを感じ、先祖は何を想っていきていたんだろうか、未来の人は何を自分に思うのだろうかと、自然と涙が溢れてきた。
ワークを通じて自分の根っこにある想いについて向き合うことができた。「100年、200年、500年、1000年・・・未来の世代への深く温かい愛情。未来を祈るために酒を醸す」
手放すべきこと、終わらすべきことは「自己中心的な進化」自分のため、自分たちの世代のためだけでなく、未来に対してどれだけ愛を持っているか。その想いによって生み出される進化は価値あるものなのではないか。ということに気づけた。
ナオライを通じて酒蔵や田んぼ、畑を通して自然と繋がり、時空を超えた進化を考えることができることは幸せなことだと思う。
第三部は統合セッション
それぞれの分科会に別れたメンバーが集まり、学びや気づきを共有していく。
グラフィックレコーダーのおかげで今日の学びを一枚の絵で振り返れる。
コクリ!の最後は舞踊家の則枝千絵さんによる未来を祈るような舞。会場の空気が最後にまた一つになった。
最後は懇親会(ここのお料理がまた絶品)
ナオライからはMIKADO LEMONを差し入れさせていただいた。
皆さんに喜んでもらえてうれしい!
最後にナオライを創業から育ててきた三人。NOSIGNER代表太刀川英輔さんと、小野田髙砂法律事務所の代表弁護士小野田峻さんと一枚。コクリ!の学びをナオライの進化に繋げたい。
コクリ!後日、同じグループでお話しができた華道家の山崎繭加さんの記事を読んだ。
↓こんな感じで同じグループでいろいろじっくり対話ができた。
(同じグループに入らせていただいた方々)
一般社団法人イノラボ・インターナショナル共同代表 井上有紀さん
埼玉県横瀬町 町長 富田能成さん
Mistletoe株式会社 藤村聡さん
この文章はコクリ!での学びとも繋がるとても大切なことを話されている気がする。自分の人生を振り返ると小学生→中学生 にかけて、朝起きる感覚や日々を過ごす感覚が今日、この瞬間をいかに楽しく、美しくから、今後のために、期待されることのためにということを意識しすぎていて感覚が変わっていてそれを追い続けているかも。もっと自分の根源的な想いや感覚を大切に生きていきたい。
「コクリ!の場のような地域があれば幸せだし住んでみたいな。コクリ!こそ未来だな」と感じながら東海道線で家路へ。
目に見えないもの、不効率なものを未来のために大切にできるような自分でありたい。